ミホミュージアム  極 ー茶席の主ー 

2016731221427.jpg

~釜を風炉に懸けてお湯を沸かし、煮えがつく音を聞きませんか~。

という体験ワークショップに参加したくてミホミュージアムのお茶の釜展にいってみました。

ポスターやカタログに載っている京都の細見美術館所蔵の「霰地楓鹿図真形釜」をはじめとして、

茶の湯釜の重要文化財指定の9点が一堂に会する展示会だそうです。

 

20168211539.jpg

大きな写真が釜展の入口にありました。

ダライ・ラマが来日し、日本人の「空」のとらえ方を尋ねられたというの聞いた時、

私のイメージはこれでした。

だから、あーやっぱりそうだなと思わずにはいられませんでした・・・。

 

201682115345.jpg

展示会場の一隅にレクチャールームがあり、ここで学芸員の方からお話を聞きます。

普段はガラス越しに展示してある釜を、目の前で見せて頂き、内部の様子も懐中電灯を使い、

詳細に説明して頂きました。

釜の音は聞く事がかなわず少し残念でしたが、ビデオ(音を鮮明に拾い上げて録画したもの)で、

あるお茶会の終始を見、第三者ながら主の思いと重なり、一期一会の潔い無心の世界観に

思わずため息がでます。

 

201682115412.jpg

無農薬栽培の小豆を使った水羊羹を頂きます。

大きくて、たっぷりとしたみずみずしい食感が、涼を呼びます。

 

 

201682115431.jpg

涼し気な青海波の帯を見ていると、頭の片隅にある夏の一コマを色々思い出しながら一服頂きます。

それから、如何ですかーと、私はお茶を点てさせてもらいました。japanesetea

 

201682115448.jpg

お茶の質問をしたり、楽しい和やかなひと時です。

 

201682115511.jpg

子ども達もお茶を点てたり、紙芝居を見たり、楽しそうです。

お話はもちろん!「ぶんぶく茶がま」です!eye

 

201682115540.jpg

涼し気なエントランス。 ここからの眺めが好きです。

ミホミュージアムは山の中にあるので、いくつもの結界を越えてたどり着く感じが好きで、

何度も行きたくなるのです。

 

201682115556.jpg

外の暑さを思いながら、柔らかい涼しげな日差しがあちらこちらにあり、気持ちがいいです・・・。

 

201682115622.jpg

201682115656.jpg

ひんやりとした宇宙のような空間を最後に現実に戻ります・・・。

 

201682115750.jpg

ヒグラシがなく中、誰もいない日陰で目を閉じて秋の訪れを探してみたり・・・。

 

20168211586.jpg

8月から2か月間、休館になります。